2010年09月03日

来るべき衝撃、トゥクタミシェワ(前半)

Golden Skate(http://www.goldenskate.com/)見てたらタクタミのインタビュー記事が出てました。せっかくだから俺はこの記事を訳すぜ! という感じでざっと訳してみました。
 注)日本語としてスムースな訳文にすることを優先したので、完全な逐語訳にはなってません。どっちかというと意訳です。筆者が「言いたそうなこと」を入れたつもりではあります。誤訳あるかもしれないので、指摘してもらえたら助かります。あと固有名詞の発音が…すいません。
ちなみに、ところどころwikipediaの記事にリンク張っておきましたので、参照してください。

Tuktamysheva ready to make an impact
Elizaveta Tuktamysheva
Aug 29, 2010
Article by Tatjana Flade
Photo c Anna Kondakova


来るべき衝撃、トゥクタミシェワ
エリザヴェータ・トゥクタミシェワ
2010年8月29日
記事:タチアナ・フレイド
撮影:アンナ・コンダコワ


Russia's Elizaveta Tuktamysheva performs to Asturias at the 2010 Russian National Championships.

ロシアのエリザベータ・トゥクタミシェワは、2010年のロシア選手権で『アストゥリアス』を演じる予定だ。


She doesn't like to be called a wunderkind, but Elizaveta ("Lisa") Tuktamysheva is for sure a skating prodigy. As a tiny 11-year-old, she competed at the Russian National Figure Skating Championships in 2008 (senior level), and achieved the highest technical score of the field in the free skating.

「神童(ヴンダーキント)」と呼ばれるのが好きではないようだが、エリザヴェータ・トゥクタミシェワ(「リサ」)は間違いなくスケートの天才だ。弱冠11歳にして彼女は2008年のロシア選手権のシニア・レベルに参戦し、フリースケーティングにおいては出場選手中最も高い技術点をたたき出した。


In 2009, Tuktamysheva won the silver and in 2010 she took the bronze medal at senior Nationals, but still was too young to even compete at the international junior level. Her only international appearance dates back to the Coupe de Nice in the fall of 2007 where she easily dominated the Novice event. Finally, the now 13-year-old will hit the Junior Grand Prix this season, and a lot of skating fans are waiting impatiently to see this talented girl compete.

2009年、トゥクタミシェワはロシア選手権のシニア(シニア・ナショナル)で銀メダルに輝いた。2010年にも銅メダルを獲得しているが、このときはまだあまりに若すぎて、国際大会ではジュニア・レベルでさえ出られなかったのである。唯一の国際大会の出場歴は、2007年の秋に行われ、ノービスで圧勝したクープ・ド・ニースまで遡る。しかしついに、13歳になったこの選手は、今シーズンのジュニア・グランプリに衝撃を与えようとしている。たくさんのスケートファンも、この天才少女が闘うのを早く見たいと待ち焦がれてきたのである。


It all started not so long ago in Glazov, a city in the Russian province of Udmurtia, about 1100 kilometers east of Moscow. At age four-and-a half, little Lisa was lured into figure skating by other girls that she had met during a summer vacation camp. The daughter of a school teacher took up the sport and felt at home on the ice right away.

それほど昔のことではないが、すべてはロシア・ウドムルト共和国のグラツォフから始まった。モスクワから約1100キロメートル東にある街だ。4歳半のとき、夏休みのキャンプで会った女の子たちのおかげで、ちっちゃなリサはフィギュアスケートに引き込まれた。この学校教師の娘は、フィギュアを始めるやいなや、たちまち氷の上が自分の家であるかのように感じるようになった。


Tuktamysheva soon started to attend some national competitions. Four years ago, she went to Belgorod and famous coach Alexei Mishin noticed the girl. "But at that time her technique was so incomplete and she jumped in such a strange way that I was consulting with my wife and we decided not to invite her in our group," Mishin recalled. "Three years ago I saw her again and I observed her unique ability to jump high. Then we decided to take her into our group."

トゥクタミシェワはすぐに国内の大会に参加するようになった。4年前、彼女はベルゴロドの大会に参加し、有名なコーチであるアレクセイ・ミーシンに見出された。
「しかしその時は、彼女の技術は不完全で、ジャンプもちょっとヘンな飛び方でした。妻と相談して、私たちのグループには参加させないことにしました」
ミーシンは振り返った。
「三年前にまた彼女に会い、ジャンプを高く飛べるという彼女独特の能力を見てとりました。それでグループに参加させることにしたのです」


However, Tuktamysheva didn't move to St. Petersburg. Instead, the young skater stayed in Glazov with her original coach Svetlana Veretennikova and started to travel on a regular basis to St. Petersburg. Mishin consulted Veretennikova, and a fruitful teamwork began. "When I saw Lisa in Belgorod, I suggested her coach Svetlana Veretennikova to work together with Lisa. She accepted this suggestion readily," said Mishin.

しかし、トゥクタミシェワはサンクトペテルブルクに移住しなかった。その代わり、グラツォフで彼女のもともとのコーチであるスヴェトラーナ・ヴェレテニコワに付き、定期的にサンクトペテルブルクへ旅するようになった。ミーシンがヴェレテニコワと相談することで、実りあるチームワークが結ばれたのである。
「私がベルゴロドでリサとあったとき、一緒にリサのコーチをするのはどうかとヴェレテニコワに言ったのです。彼女は喜んでこの提案を受け入れました」
ミーシンは言った。


"I'm now one to one-and-a-half weeks each month in St. Petersburg," Tuktamysheva explained. "It is a 27-hour trip by train from Glazov to St. Petersburg. It was hard in the beginning, but now I'm used to it and I'm relaxing on the train." The skater is attending private classes as she cannot combine her training schedule with regular school. "My mom is a teacher for algebra and geometrics, and she is my class teacher, and this is helping me a lot," the athlete smiled. "All teachers know that I'm traveling a lot, and if I'm not prepared, it's because I just came back and they give me a break."

「いまは、月に一週間か一週間半くらいはサンクトペテルブルクにいます」
このスケーターはそう説明してくれた。
「グラツォフからサンクトペテルブルクまで、電車で27時間かかります。はじめは大変だったけど、いまはもう慣れちゃって、電車の中でもリラックスできる」
普通の学校とトレーニングの予定をあわせるのは不可能なので、彼女は個別授業を受けている。
「お母さんは代数学と幾何学の先生なんです。しかもわたしのクラスの先生だから、それでかなり助かってるところもあるの」
アスリートはそう言って微笑んだ。
「わたしが行き来を繰り返してるってことを先生たちはみんな知ってて、もし予習ができてなくても、帰ってきたばっかりだってことでちょっと時間をくれるの」


Tuktamysheva's dad was a skier in his youth and now is now coaching soccer. Her younger sister Evgenia (6) has taken up skating as well. "At first our dad didn't want another figure skater in the family, but my sister wanted to skate so badly that he gave in and now she's on the ice with me," Tuktamysheva noted.

トゥクタミシェワの父は、若い頃はスキーヤーだったが、今はサッカーのコーチをしている。妹のエフゲーニャ(6歳)は、同じようにスケートをはじめた。
「最初は、お父さんは家族にもう一人フィギュアスケーターが増えるのは嫌だったみたいです。でも妹があんまりスケートをしたがるものだから、お父さんも折れて、今ではわたしといっしょに氷の上ってわけなの」
トゥクタミシェワは言った。


Tuktamysheva pointed out that there is no favorite element for her in skating. "Every day it is different, it depends on the consistency," the athlete commented. "It can happen that there is one element that I do all the time and then suddenly on the ice it is like I don't know how to do it. There is no element I don't like either. It happens that an element isn't working at all and then suddenly I can do it easily. In general, I like to jump. I also like just skating and spinning, but with them time doesn't pass as quickly. When I'm jumping, I'm constantly in motion and I don't notice how fast the time passes." Figure skating fascinates her for its elegance and the combination of artistry and technical difficulty.

トゥクタミシェワは、スケートでお気に入りのエレメントなんてない、と言う。
「毎日、違ってくるんです。ずっと同じことを続けているかにもよりますけど」
アスリートは言う。
「一つのエレメントを、すべての時間をかけてずっとやってきたのに、突然どうやったらいいのかまったく分からなくなる、なんてことが起こるんです。氷の上で。嫌いなエレメントがあるわけじゃないの。ひとつのエレメントが、まったくうまくいかなかったり、そうかと思えば突然簡単にできたりするんです。まあ基本的に、ジャンプが好き。純粋にスケーティングも好きだし、スピンも好きだけど、そういうのをやってるときは、時間が早く過ぎて行ったりはしないです。ジャンプをするときは絶えず動き続けていて、どれだけ早く時間が過ぎていっても気づかないの」
フィギュアスケートは、その優雅さに加え、芸術性と技術的挑戦というコンビネーションで彼女を虜にしている。

(後半に続く)

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とりあえずここまで。
FS『アストゥリアス』は、本田武史が2003年にやったSP『レイエンダ』の別名みたいですね。編曲者が違うので曲調はだいぶ違うんですが、元は同じ曲のようです。
posted by dorionis at 12:07| Comment(0) | TrackBack(0) | フィギュアスケート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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